hikicomoriです。
よろしくお願いします。
「残りの防具も描けるようになりたい」
「全身の鎧も描けるようになりたい」
防具といっても足や腰まわりもあるので、できたら全部描けるようになりたいですよね。
私も久々に全身の鎧を描いたのですが、大変でしたが描けた達成感がありました。
あとで載せますが描いたものを元に、全身の鎧を描く際の参考になりましたら幸いです。
それでは『イラストの西洋鎧の描き方や光沢の出し方、簡単に描く方法【後半】』の解説を気楽に読んでいって下さいね。
鎧の描き方は前半もありますので、まだ読んでない人はこちらから先に読むことをオススメします。
描き方1“腰当の防具編”
職業設定によって腰当はない場合もありますが、騎士や兵士などを描く際は描かれていることが多いですよね。
そういった職のキャラを描きたいときの腰当の描き方や塗り方を紹介します。
まずは鋼で出来た腰当の描き方や塗り方を紹介します。
全身鎧の場合は胴と腰当をベルトで繋げていることが多いですが、まず最初は一部が鎧の方から解説していきます。
鋼なので水色とグレーの混色をベースに、縁は少し明るい色で塗ります。
ベースを塗ったらベースより濃い色で影を塗り、デジタルの場合はさらに乗算に変更します。
鎧の形状が分からないと、どのように影をつけたらいいかが分かりにくいとおもうので、正面図も載せています。
十字になっているのは金属の折り目がある設定で、十字の中心部分は一番出っ張っているような鎧です。
わかりづらかったらすみません…(^^;)
光が当たらない方の腰当は、反射光として全部影の色で塗らないようにします。
上記の図の色より、さらに濃い色で影を塗ります。(デジタルは乗算にしておく)
図だと見えにくいですが、できたら縁の色を映り込みも意識して塗っておくと、より金属っぽくなります。
そして影ができたら最後にハイライトをつけて完成です。
腰当の図が小さすぎて参考にならないという人に、腰当の部分を拡大したものに着色した図を貼っておきます。
反射光や周りの映り込みも意識して塗ってみましたので、良かったら参考にしてみて下さい。
この形は腰当や盾にも応用できるので、オススメですよ。
描き方2“足の防具編”
足の防具は、最低でも膝の防具はつけることは多いですよね。
なのでひざの防具から描きはじめて足全体の防具を描いていくと、無理なく鎧や防具も描けていけるとおもいます。
腰当の色と揃えるため、足の防具も水色とグレーの混色をベースに塗りましょう。
下記の図は腰当がグレーにしてあるのは、足まわりを解説するために分かりやすくしたいとおもったからなので、本来は鎧や防具の色は統一して塗るようにします。
左から光が当たっている設定で、影を塗ります。
鎧は金属なので、光が当たらない反対側も反射光は意識して塗っていきます。
腰当同様に出っ張っている部分は、線を引くように少し影を消しておきましょう。
②の影よりさらに濃い影を、下記を参考に塗ってみて下さい。
どう塗ったらいいか分からない場合は、デジタルなら一度おもうように塗ってみて「金属の硬さや光沢が分かるような塗りになっているか」を確認して修正してみて下さい。
いいとおもっても何か納得いかないという人は、下記の赤丸のように影側に赤を含めると、映り込みを表現できて印象が変わりますよ。
描き方3“全身鎧編”
防具だけでなく全身の鎧も描いたり、塗れるようになりたいという人もいますよね。
最後に鎧の全体の解説もしたいとおもいます。
ただ鎧だけでも種類が多くありその中での名称なので、記事に入れるともの凄い文字数になってしまいます。
それだと余計にこんがらがってしまうとおもったので、この記事ではどの部分にどんな鎧が付いているかを大まかに把握していただき、少しでも鎧を描く・塗ることに抵抗がなくなっていく人が減ればとおもっています。
コツとしては
- 元々は戦争で攻撃を防ぐために作られているので、そのていで考えて描く
- 体に合わせるように作られているので、基本的に丸みがある
- うろこのように金属同士を重ね合わせている
- 腕の内側や股あたりが鎧がなく黒いのは、チェーンメイルという別の防具を着ているため
- 全体に暗い青をかけて「彩度」のブレンドに変更する(デジタル)
線のみの鎧全体像も載せておきますので、よかったら練習に使ってやって下さい。
上記のを参考にしてもいいですし、自分で資料をみながら塗る、または本を買って本格的にやってみるなどもいいですね。
まとめ
金属は光沢や硬さなどを表現するのは、慣れるまで難しいですよね。
全身の鎧が描けて塗れるようになるのは嬉しいとおもいますが、金属の特性を意識して全身分塗らないといけないのでかなり時間と労力がいります。
いきなり挑戦してもいいですが、まずは前半で紹介したような一部のみの防具からはじめて、少しづつ防具を増やしていく方法が無理なく続けられるとおもいます。
前回から鎧のイラストでの描き方や塗り方を紹介しましたが、参考になりましたら幸いです。
以上で『イラストの西洋鎧の描き方や光沢の出し方、簡単に描く方法【後半】』の紹介を終わります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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