hikicomoriです。
よろしくお願いします。
「鎧の金属の光沢表現がわからない」
「鎧の描き方がわからない」
鎧や金属の鈍い光沢や硬い感じを表現するのは難しいですよね。
私も某手強いシュミレーションRPGゲームが好きで、鎧を装備したキャラを描くときは資料を何度も見て描いていました(笑)
なので今回は『イラストの鎧の描き方や光沢の出し方、簡単に描く方法も紹介【西洋】』の解説をしたいと思います。
いきなり全身鎧を描くとかではなく、防具のような部分的に描いて慣れていく方法になりますので、安心して読んでいって下さいね(;’∀’)
全身だと長くなりすぎるのでこの記事では、肩や胸まわりの鎧をメインに解説しています。
コツ1.人体を立体でとらえる
鎧は人の体にフィットした物はほぼ無いですよね。
まずは人体を四角いロボットなどブロックでとらえて描いて、上から鎧を重ねて描くようにしていきます。
慣れてきたら体を円柱として考えて、上から鎧を描いていきましょう。
下記に四角いロボットの画像を載せているので、すぐ練習したいという人は良かったら使ってやって下さい。
逆に自分でロボット描いて練習したいという人は、参考程度にどうぞ(*´ω`*)
コツ2.部分的に描いてみる
実際の資料では全身に鎧を着ていますが、いきなり全身描けといわれてもしんどいですよね…私も無理です(^^;)
そういう場合は、全体で描かずに場所を絞り、肩や胸板だけと決めて描いてみて下さい。
いやいやそんなんじゃ防御できないよっておもうとおもいますが、これはイラストなので何でもいいんです。
RPGのオリジナルキャラを作るようなイメージで、気軽に最初は描いて少しづつ慣れていきましょう‼
それでも無理‼という人へ簡単な描き方
上記の方法でどうしても描けないという人へ、下記のように鎧を付けたい場所の人の体に沿って、厚めの布をかけるように描いていきます。
出来たら直線で描かずに、鎧っぽくなるように意識した形に描くと出来栄えが上がります。
それをさらに厚みや装飾を付け足したり、丸い留め具も足すと鎧っぽくなります。
留め具からのベルトもあると、よりいいですね。
身分の高いキャラなら装飾は模様を入れて豪華にしたり、強そうに見せたいときは下記のような角を付け足すと、効果があります。
描き方だけでなく、色も金属の光沢や影を意識して塗ると、より鎧に近づきますよ。
コツ3.ハイライトと影と反射光を意識して塗る
そうはいっても金属の塗り方も難しいという人もいますよね。
線画で描いても説得力に自信がない場合は、色で材質の表現をして説得力を増す方法もあります。
それでいいの!?とおもうかもしれませんが、より多くの人にこれは鎧だと伝わる人数が多くなるならいいとおもいます。
鋼版塗り方
鋼と金で塗り方を紹介します。
まずトゲの鎧の塗り方ですが、青みのかかった薄いグレーのような色をベースに塗ります。
ベルトも皮に近い色を選んで、ベースを塗ります。
さらにベースより濃い色で、胸側やトゲの影を描く。
見えにくくて申し訳ないですが、下記の画像の矢印部分は反射光なので、影を塗らないように注意しましょう‼
影の色が濃いですが見えやすくするため、ソフトの乗算ブレンドにしているからなので、本来はもう少し薄くても良いです。
そして最後に下記のように、一番濃い影を付けます。
上記同様乗算にしているのでかなり色濃くなっていますが、金属なので影と明るいところとのコントラストがはっきりしているので、デジタルで塗る場合はとくに意識してみて下さいね。
影を付けたあとに、一番光が当たるハイライトも少しだけ付けます。
鋼の色の付け方は以上です。
金版塗り方
次は金の場合の塗り方も紹介します。
鋼のときと同様に、ベースの色で全体にアクリルで塗ります。
鋼もですが金も決められた色はないので、だいたい明度の高いからし色(黄色)で、薄くくすんだ色で選ぶと金っぽくなります。
抽象的になって申し訳ないですが、下記の画像や金の色で調べて、色選びの参考にしていただけたらとおもいます。
余談ですがどうしても選べないときは、鬼滅の刃とダイドーがコラボした絶品微糖コーヒーの色を参考にしてみてはいかがでしょうか?
ただし素材がスチールなので、深い影の色はでないのであくまでベース選びとしてになるとおもいます。
ベースより濃い色で影を塗ります。
鋼のときと同様に、乗算にしているのでかなり色濃くなっていますが、濃いからし色を目安に選んでみて下さいね。
そして最後に一番濃い色で影を塗って、ハイライトを付けて完成です。
高菜の色のような色を目安に選ぶと、ベースとのコントラストがはっきりします。
全部影を塗ったら、光源を決めてハイライトを控えめに付けると終了です。
慣れてきたら映り込みも意識してみると、より金属らしくなりますので、よかったら挑戦してみて下さい。
まとめ
- 人体を四角いロボットなどブロックでとらえて描いて、上から鎧を重ねて描く
- 全体で描かずに場所を絞り肩や胸板だけと決めて描いてみる
- 鎧を付けたい場所の人の体に沿って、厚めの布をかけるように描く
- 直線で描かずに鎧っぽくなるように意識した形に描く
- 4からさらに厚みや装飾を付け足したり、丸い留め具も足して鎧っぽく描く(留め具からのベルトもオススメ)
- 身分の高いキャラなら装飾は模様を入れて豪華にしたり、強そうに見せたいときは角などのトゲなどを付け足す
- 鋼の鎧は青みのかかった薄いグレーのような色をベースに塗る
- 7より濃い色で影を塗る(後ろの反射光部分は塗らない)
- 8より濃い色で影を塗る(7と8の影はブレンドで乗算にしてコントラストをはっきりさせる)
- 影が終わったらハイライトを控えめにつける
- 金色は明度の高いからし色(黄色)で、薄くくすんだ色をベースに選ぶ
- 金の一番濃い色は高菜の色(他は鬼滅の刃とダイドーがコラボした絶品微糖コーヒーの色を参考にする)
- 以上が慣れてきたら金属の映り込みも意識して描く
まとめが長くなってしまいましたが、全部読むのはしんどいという人は、まずは鋼を読んで次に金で分けて読むなどでも大丈夫なので、少しづつクリアしていきましょう(*^-^*)
上半身の鎧は解説できましたが、これ以上長くなると読むの辛いとおもいましたので、次回辺りにでも全身や足まわりなども解説できたらとおもっております。
以上で『イラストの鎧の描き方や光沢の出し方、簡単に描く方法も紹介【西洋】』の解説を終わります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
最後に先ほど解説で使った物ですが、塗る練習用に描き変えてみました。
良かったら練習用にご利用してやって下さい。
顔も自分の今の描き方や、へのへのもへじでも何でもOKです(笑)
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