ファッションにも応用出来る!イラストのカラーの配色の付け方3つ

イラスト

hikicomoriです。

よろしくお願いします。

オリジナルでイラストを描いたら、色も決める必要があってもどう配色したらいいか迷いますよね。

私も無難に同系色でまとめる事が多く、印象が薄くなってしまい苦労していました。

そこで今回は、色彩検定で再勉強した「ファッションにも応用出来る!イラストのカラーの配色の付け方3つ」を図も載せながら紹介します。

これはファッションやインテリアにも活用できるので、イラストだけでなく服のカラーコーディネートやお部屋の模様替えをしてイメージチェンジをしたいという人にもおすすめです。

 

1“基本の配色の割合を把握する”

ファッションの配色でも同じ事が言えるのですが、配色の基本があります。

もしかしたら聞いた事がある人もいるかもしれませんね。

  1. 全体の大半を占める「ベースカラー」
  2. ベースカラーを引き立たせる「アソートカラー」
  3. 少ない面積で全体的にメリハリを付ける「アクセントカラー」

以上の3つです。

基本なので、まずこの色を付けた3つの名前は覚えましょう。

次はそれぞれの役目や全体で見た割合を解説していきます。

 

ベースカラー

全体の内で一番多くの面積を占めるベースとなる色です。

長い羽織や髪、ボトムスなどの全体で見て面積の大きい所にベースカラーを使うと、区別がしやすいですよ。

このベースの色を何色にするかで印象が決まると言っても過言ではないです。

割合でいうと50%以上を占めているといいです。

ここは重要な場所なので、どんな印象を相手に与えたいかで色を決めるようにしましょう。

 

アソートカラー

ベースカラーを引き立たせる役目を持つ色です。

なのでベースカラーより目立たず、全体をまとめるような配色が望ましいです。

トップスや羽織など、ベースの次に面積を占めている所にアソートカラーを使うといいですよ。

割合は20~30%を占めるといいです。

 

アクセントカラー

小さい面積でも、全体にメリハリを付けるような役目を持つ色です。

例えば、靴や腰紐やアクセサリーなどの少ない面積を目に付きやすい色にしてみるなどですね。

ベースカラーやアソートカラーの補色の位置にある色を選ぶと、強弱が付くのでメリハリのある組み合わせになりやすいです。

割合は全体の10%程度で大丈夫です。

 

補色というのは、24色の色を並べて表にした色相環というもので、補色は反対の位置にある色同士の事です。
例を挙げると、紺色と黄色、紫色と緑などが補色の関係になります。
色を決めて塗る事が出来るカラーサークルがある場合は、それで代用して色の位置を把握するのも可能です。
下記の画像は私が使っているカラーサークルです。

 

2“まずはモノトーンで慣れる”

とはいっても色が付くと、種類が多すぎてどれを選んだらいいか迷いますよね。

ですので、最初は「白、黒、灰」の3色で慣れましょう。

例えるとすればメインカラーを黒か白にし、アソートカラーをメインが黒なら黒に近い灰色、メインが白に近いなら白に近い灰色という風に、灰色の色の幅を活かすと調整しやすいですよ。

アクセントカラーはメインの反対の色(メインが黒ならアクセントは白など)にすると、無彩色でもまとまるようになります。

色を付けたい時にも、まずは大まかに白と黒と灰色で色の明度を決めてから色を付けてみるのもおすすめです。

下記に実際に白黒灰で色を付けてみました。

左は白をベースカラーにし(※分かりやすくする為背景を黒くしています)、右は黒をベースカラーで作成しました。

どの部分をどこに当てているかをまとめると…

  • 髪とワンピースをベースカラー(白と黒)
  • 上着をアソートカラー(それぞれベースに寄せた灰色)
  • カチューシャと上着のボタンをアクセントカラー(黒と白)

絵は一緒なので、何色をベースにするかで印象も変わりますね。

私の絵ですが、左と右でそれぞれどのような印象を持ったかも考えてみて下さい。

色から受け取る影響も踏まえて、これから色を決める際の参考にしていただくと幸いです。

 

3“キャラの性格などの設定に合わせて色を決める”

戦隊ものの色とその色の人の演じる性格などをよく観察してみて下さい。

赤はリーダーや熱血、青はクール、黄色は元気、緑は落ち着きがある、ピンクは優しいなど大体このようなイメージや性格が多いのではないでしょうか。

このように性格と色を予め決めておいて、そこから派生させて1つのキャラを作ると、作りやすいです。

例えば赤で熱血なら、武闘術を使う負けず嫌いな性格のキャラなどですね。

あとは慣れてきたら、戦隊ものやアイドルのようなグループでキャラをそれぞれ作るのもいいですね。

どこから始めたらいいか分からない人は、まずは自分が楽しんで作れる方法で初めてみましょう。

 

まとめ

色を付けることでそのキャラの性格をイメージしやすくなり、絵を描くのも大事ですが、色の与える影響も少なからずあるとお分かりいただけたでしょうか。

色を適当に決めてしまうと、折角作ったキャラの印象も、曖昧で印象が薄くなってしまったりすると勿体ないですですよね。

イラストだけでなく、服やインテリアなどにも応用していただき、自分らしさを表現できるきっかけになると幸いです。

以上で「ファッションにも応用出来る!イラストのカラーの配色の付け方3つ」の紹介を終わります。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

 

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