hikicomoroです。
よろしくお願いします。
「逆光の塗り方が分からない」
「いつもと違う雰囲気にしたい」
絵を描いていると、気づいたらいつも同じ塗り方になってしまったりすることもありますよね。
私も油断したら同じ塗り、構図になってしまいます…。
そこで今回は『イラストの逆光の塗り方5つ!絵の雰囲気を変えたい時にオススメ!!』の解説をしたいと思います!
表紙絵は簡単な人型ですが、人物で解説するので安心して下さいね!
コツ1.まずは普通に描く
まずは逆光のことは気にせずにいつも通りに絵を描きます。
最初は逆光が描きやすい正面で描くとどこに逆光が当たるか分かりやすいですよ。
下記のように細かいところは何でもいいですが、分かりやすくするために正面で描きました。
影は正面から見て描いているので、逆光にする場合は描き方が変わるので、ごっちゃにならないようにして下さいね。
コツ2.新規レイヤーを作る
描いたら新しいレイヤーを作成します。
新しいレイヤーは1で描いたレイヤーより、上に配置しておきましょう。
レイヤーを重ねると下にあると見えなくなってしまうことがあるので、他でもレイヤーを重ねて描くことがある場合は、そのことに気をつけて描くと便利ですよ。
そして先ほどの絵に木を入れ、茂みの中の影をイメージして、R(赤)187、G(緑)210、B(青)207の色で全体を塗ってみました。
正面から光が女の子の外側だけを消しゴムで消して元の色を浮き上がらせる一番簡単な逆光の方法です。
あとは少しレイヤーのブレンドや色、塗り方を変えることで、雰囲気が変わるので次は応用の仕方を紹介していきます。
コツ3.応用編
それではここからは応用した逆光の塗り方も紹介していきたいと思います。
まずは新しくレイヤーを作成して、ブレンドをオーバーレイにします。
オーバーレイ用のレイヤーを一番上にして、ベースとなるレイヤーはいったん非表示にして塗りやすくしましょう。
オーバーレイ用のレイヤーを選択して、全体をバケツツールでR(赤)103、G(緑)103、B(青)179、影の部分はブラシでR(赤)80、G(緑)68、B(青)126の色で塗ります。
すると下記のようになります。
暗いところと明るいところがオーバーレイでより強調されるので、一気に雰囲気が変わりますね。
今度は全体をR(赤)244、G(緑)228、B(青)185、影をR(赤)227、G(緑)216、B(青)190の黄色をベースにしたオーバーレイで塗ってみると柔らかい感じになりました。
回想のシーンや影を濃くしたりすると夕方にも使えそうですね。
「夕方や夜のような塗り方はよく見るけど、日中の逆光も塗ってみたいけど分からない」
という人もいますよね?
なので応用の一つに日中の逆光の塗り方も紹介します!
背景はクリッピングで消して日中の逆光の描き方をわかりやすくしてみました。
やり方はまず、ベースの絵を明度・彩度・色彩を暗くします。
次に新しいレイヤーを作成し、ブレンドは発光(加算・発光)にします。
その新しく作成したレイヤーでブラシをアクリルに変え、R(赤)230、G(緑)255、B(青)255で女の子の外側を塗っていきます。
明るすぎた場合は、不透明度を下げて調整して下さいね。
そして出来たのが下記のようなイラストになります。
さらに新しくレイヤーを作成し同じくブレンドは発光にして、各部分より少し明るい色を塗っていくと下記のような表現になります。
クリッピングしていた背景を解除して、より木漏れ日っぽくなりました。
木漏れ日は多く入れすぎると木漏れ日が目立ってしまい、イラストの強調したいところが相手にわかりにくくなってしまいますので付けすぎないようにしましょう。
またブレンド以外に色のフィルターでも印象が変わるので、前に書いた記事も参考にしていただければ幸いです。
まとめ
乗算やオーバーレイ、発光など出てきて混乱してしまう人もいるかもしれませんが、使えるようになると雰囲気を変えるイラストが出来るのでオススメです。
まずは光が一般的な前ではなく、後ろにあるシチュエーションの場合の光の当たり方を理解して、ブレンドでどんな風に雰囲気が変わるか試してみるといいですね。
是非ブレンドよくわからないとあまり使っていなかった人は、この機会に色々使ってみて下さい。
それでは『イラストの逆光の塗り方5つ!絵の雰囲気を変えたい時にオススメ!!』の解説を終わりたいとおもいます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!!
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