hikicomoriです。
よろしくお願いします。
「曲線だらけでバランス良く描けない」
「透けた感じや、反射の線や光の付け方が難しい」
ワイングラスは上が丸く下に平らな台があって、曲線が多くてかたどるのが難しいですよね。
また、ガラスなので透けた感じと反射で出来る線や光も描く必要があり、なんとなく付けている人もいるのではないでしょうか。
私も何度も線を描きなおしたり、反射の線はこれでいいのかなと思いながら描いていました。
そこで今回は『ワイングラスのデッサンの描き方【中心線を描いてから描いてみよう】』を紹介します。
ワイングラスデッサンの描き方《1.中心線を引く》
ワイングラスは左右対称なので、線を描くときにどこかがゆがんでいると、すぐ目立ってしまいます。
なので、一番最初に中心線を引いておきましょう。
試験などでは、ものさしは使用禁止のところが多いと思うので、できたら定規なしで描いて慣れておくといいですね。
また、飲み口と台の楕円にも十字線を描いてから描くと、描きやすいですよ。
中心線と十字線を描いたら、まずは下記の図のように大まかに複数の線で良いので、飲み口は丸で取っ手は長方形、台は丸などシンプルに描いていきます。
そのあとに全体のバランスが定まったら、余分な線は消しておきましょう。

中心線、十字線例
ワイングラスデッサンの描き方《2.目線で楕円が変わる》
ワイングラスだけではないのですが、楕円の形が目線の位置で変わるんです。
ワイングラスの場合、下の台はまん丸に近く飲み口は横長の楕円になります。
身長や目線の角度にもよりますが、モチーフを上から見て描くことが多いと思いますので、楕円の形もよく観察してみて下さいね。

楕円の幅の差
ワイングラスデッサンの描き方《3.一面黒で少し濃いめに塗る》
ペットボトルやビニール傘など、透明のものに共通することですがまず一面を薄く黒く塗りつぶします。
それから一面を塗った色より濃い鉛筆で、映りこみや影などを描くことで透明の表現に近づきます。
最後に練り消しで強く光が当たるところを消すので、全体的に薄いと思ったら濃く塗って、コントラストの差が出来るだけ分かりやすくするために調整しましょう。
特にガラスの場合ある程度の重量感も描く必要があるので、5Bや6Bなど濃い黒で描く面積が多いと重量感が出ると思うので、筆圧が弱い人は積極的に鉛筆の性質を生かして使い分けて描くのをオススメします。
ワイングラスデッサンの描き方《まとめ》
- 描きはじめる前に中心線と十字線を描いてから描く(最終的に定規なしで!)
- 目線の角度によって円の見える形が変わる(身長や目線の角度にもよる)
- まずは複数の線で良いので、飲み口は丸で取っ手は長方形、台は丸などシンプルに描いてから綺麗に描きなおす(余分な線は消す)
- ワイングラス一面を少し濃いめの鉛筆で塗りつぶす
- 映りこみや影を一面を塗った色より濃い鉛筆で描く
- 全体的に濃く塗ってから練り消しで消すことで、影と光のコントラストの差が分かりやすくなる
- ガラスの場合は重量感もあるので、5Bや6Bなどの濃い黒で描く面積を多くし、重量感を出す(筆圧が弱いと思う人は特に注意)
透明なモチーフは色んなところにあるので、基本の描き方が身に付いたら透明なモチーフが苦手な人は、応用がきくようになるので色んなタイプのモチーフをデッサンしてみて下さいね。
今回はワイングラスを紹介しましたが「ワイングラスなんてない」という人は、ダイソーなどでもあるので良いワイングラスを用意しなくても練習できるのでオススメです。
これで『ワイングラスのデッサンの描き方【中心線を描いてから描いてみよう】』の紹介を終わります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
過去に書いた透明なモチーフ関連の記事も載せておきます。
参考になりましたら幸いです。
ペットボトルのデッサンの描き方【全体を黒く塗って描きはじめよう】
イラスト傘の描き方4つのステップ【材質別の傘の色の塗り方つき】
水が有る無いでも変わる、グラスデッサンのコツ4つ【学生向け】
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